金融商品についての都市銀行の説明 [広告を学ぶこと]

(2005年9月東京三菱銀行店内で筆者撮影)
ここには都市銀行という身近な金融機関が「金融商品の勧誘にあたってどのような方針」であるか、に関しての説明が、来店客の誰にでも見られるようになされている。こうした掲示がかつてはなかったことと比べれば、たしかに何かが改善された、とは言えるだろう。
ただし、今、都市銀行が販売に力を入れている金融商品に(外貨建て預金や投資信託などに加えて)「個人向け国債」があることもまたあわせて考えなければならない。「判断に必要な商品内容やリスク内容など適切な情報」を「客が自分の判断と責任」で「購入・選択決定するために提供する」とあるから、国の借金700兆円以上という状況についても「適切なリスク情報」を提供してくれる、と考えて良いのだろうか。
「適切」とは何か。「判断に必要な情報提供」とは何か。
こう考えれば、この文言の限界と恣意性(解釈が実は相当いかようにもなされうること)が分かるのではないか。
書いてあることは、書いていないよりは良い。ただそれが何を意味し、誰を守ることなのかは、また別のことなのである。
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金融広告を読め どれが当たりで、どれがハズレか作者: 吉本 佳生出版社/メーカー: 光文社発売日: 2005/05/17メディア: 新書 新書(光文社新書)なのに厚みが3センチ近くある。投資信託、外貨預金、ファンド類、外貨MMF、個人向け国債、年金保険、など「新聞・雑誌で見…[続く]
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